ステッカーの貼り方

このページでは、カッティングステッカーを初めての方でも失敗なく貼れるよう、準備→貼り付け→仕上げの3ステップで解説します。
必要な道具、気温や下地の注意点、気泡対策、ガラスなど大判に有効な“湿式”のコツまでをまとめています。画像を見ながら進め、施工後24〜48時間の養生目安もご確認ください。

STEP 1|準備(清掃・位置決め)

準備のサンプル画像

貼る面のホコリ・油分を中性洗剤やアルコールで除去し、完全乾燥させます。
気温10〜30℃・無風が理想。必要な道具:スキージー(布を巻いたカードでも可)、マスキングテープ、柔らかい布、ドライヤー(低温)、ピン。
台紙が付いたまま置いて位置を確認し、上辺をテープで「ヒンジ固定」。水平を出してから作業に入ります。

STEP 2|貼り付け(台紙を剥がしながら)

貼り付けのサンプル画像

ヒンジを支点に台紙を10〜15cmだけ剥がし、中央→外側へスキージーで圧をかけて貼ります。
少しずつ台紙を進め、気泡は都度押し出します。低温や曲面はシートと貼り面を軽く温めると密着アップ。
大きいシートは2人作業が安全です。

STEP 3|仕上げ(転写シート剥離・圧着)

転写シートを剥がすサンプル画像

全体を再度しっかり圧着し、転写シートを「180°に折り返す角度」でゆっくり剥がします。
文字が浮く場合は戻して再圧着、またはピンで軽く押さえて続行。小さな気泡は24時間で消えることが多く、残る場合は極小の穴で空気抜き。

STEP 4|完成(定着)

壁にカッティングシートを貼っているところ

施工後24〜48時間は洗車・雨濡れ・ワックスを避けて定着させてください。

その他の貼り方補足

大きい面・ガラス向け|湿式(任意)

湿式のサンプル画像

透明転写+塩ビ素材のみ推奨。水500mlに中性洗剤1〜2滴をスプレーし、位置合わせ→強く水抜き。
端部の水残りは浮きの原因。しっかり圧着し、24時間は触れないでください。紙転写や極細文字は湿式非推奨です。

貼り付きが弱い時|温風で粘着を活性化

ドライヤーで粘着を活性化するサンプル画像

文字が転写シートに残らない/貼り面に付きにくい場合は、シートから5〜10cm離してドライヤーの温風を10秒ほど当てます。粘着剤がやわらかくなり、転写シートや貼り面になじみやすくなります。
冬場や低温の場所では貼り面も軽く温めると密着度UP。
※高温・長時間は伸びや糊ズレの原因。やけど・樹脂の変形にご注意ください。